地火明夷(ちかめいい)の四爻
明夷は、研究者・占い師によっては“みんい”と読むこともあります。
明るさが失われるという意味です。
なぜ失われるかと言うと、地上にあった炎=松明(たいまつ)を地下に埋めてしまう、砂をかける。だから明るさが失われます。
明るさが失われるとどうなるか?
古代では、明かりがないと書物が読めませんでした。
昔は、書物が文化の象徴でしたから、それを読むために明かりは非常に重要なものでした。
ですから、地火明夷の基本的解釈は、明かりのないこと=(書物の)知識・知恵がないこと、と捉えることができます。
また、日が沈み、あたりは暗くて、見通しが立たないという解釈もあります。
仕事運
物事が思うように運ばずに、面白くない時かもしれません。
あなたの才能や仕事ぶりが、周りから正当な評価が得にくい時です。
または、傷つけられることを言われるかもしれません。
そういう時は、多少おバカになった方が良いです。
賢く、あえて愚者を演じてみましょう。
恋愛運
暗い中で燃える恋が暗示されています。
人には言えない恋、人目を忍ぶ恋で、喜びも苦しみも味わう月になりそうです。
フリーの方は、お相手を間違えやすい時です。
積極的なアプローチは避けて、控えめな行動をしましょう。
易は、出た卦の隠と陽を変化させることのよって、内側にある意味を知ることができます。
今回は四爻なので、そこをひっくり返すと、雷火豊(らいかほう)になります。
雷火豊は、明るく華やかな好調の運気です。
今月は、多少苦しいことがあったとしても、いずれ良いことが待っています。
明けない夜はありませんよ。
健康面では…、近眼・老眼など視力の衰えに注意です。
スマホなどの見過ぎで目が疲れていたら、目を休めましょう。